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24時間換気システムがあっても換気は必要?
こんにちは。cototoki建築社です。
今回は、24時間換気システムがあっても換気は必要?をテーマにお話しいたします。
近年、多くの住宅に24時間換気システムが導入されています。これは建物内の空気を常に循環させ、汚れた空気を排出する仕組みですが、
インフルエンザ対策としては十分でない場合があります。その理由と追加の換気が必要な理由を説明いたします。
24時間換気だけでは不十分な場合
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換気量が少ない場合がある
24時間換気は通常、最低限の空気循環を目的としており、大勢の人がいる部屋や短時間での空気入れ替えには対応できないことがあります。 -
ウイルスや湿度管理への対応
24時間換気はウイルスの排出や湿度管理を目的としていないため、空気が乾燥したり、ウイルスが完全に排出されなかったりする可能性があります。 -
使用環境による影響
キッチンやリビングなど、多くの人が長時間過ごす場所では、空気がこもりやすく、汚染物質やウイルスが蓄積するリスクがあります。
追加の換気が必要な場面
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大勢の人が集まるとき
家族や来客が多いときは、窓を開けて新鮮な空気を取り入れることで、感染リスクを低減できます。 -
調理や掃除の後
調理中に発生する煙や油分、掃除中のホコリなどを排出するためには、24時間換気に加え、窓を開けた換気が効果的です。 -
乾燥や感染が気になる季節
冬場は空気が乾燥しやすく、ウイルスが浮遊しやすい環境になります。窓を開けてこまめに空気を入れ替えることで、感染リスクを抑えることができます。
おすすめの対策
- 1日1~2回、窓を開けて5~10分間の自然換気を行う
風の通り道を作ることで、24時間換気だけでは排出しきれないウイルスや汚染物質を効率よく排出できます。 - 換気中は湿度を維持する
加湿器や濡れタオルを使い、湿度を50~60%に保つことで、乾燥による感染リスクを軽減できます。
24時間換気システムは便利で基本的な空気循環には有効ですが、インフルエンザ対策や感染予防を徹底するためには、
追加で窓を開けた換気を行うことが重要です。適切な換気を取り入れて、より健康的な空間を保ちましょう。